かつて、品質や在庫などの管理の多くは人の手によって行なわれており、時間や手間がかかるだけでなく、人為的ミスなども発生していました。しかし、バーコードやQRコードに代表される二次元コードの登場により、生産から輸送、販売までの情報を追跡・管理するトレーサビリティが大幅に改善されたことは、ご存知のことと思います。
また近年では、ICタグを使用したRFID(近距離無線通信を用いた自動認識技術)も台頭し始め、この分野は革新を続けています。
これらのコードやタグに格納された情報を読み取るリーダーと呼ばれる機器をはじめ、コードに関する製品と技術、データ管理のノウハウなど、ビジネスの現場に合わせた各種ソリューションを提供する自動認識システムの総合メーカーが当社「Freewill-Mars Tohken Co.,Ltd.(フリーウィルマーストーケン)」です。
フリーウィルマーストーケンは、東京に本社を置くマーストーケンソリューションと、タイ最大の複合企業であるCPグループ傘下で500名以上のシステムエンジニアをかかえるIT企業、フリーウィル・ソリューションズとの合弁会社です。
製造業が盛んなタイでは、以前からもバーコードラベルを使った製品及び材料の在庫管理や、ダイレクトマーキング(レーザーマーキングやドットピンマーキング等)による生産管理やトレーサビリティが行われてきました。
近年では、「スマートファクトリー」、「IoT」や「自動化」をキーワードに、より高度に、より効率的に、より多くの “もの や人” を “個別認識” しデータを集めるニーズが高まっております。当社ではそうしたニーズに対し、「バーコード・2次元コード」「RFID」「画像処理」のコア技術と、2,000社以上の導入実績事例から各現場に合った最適なソリューションをご提案させて頂いております。
これまでは、物の固有IDを認識する為には、バーコードや2次元コードが主体で活用されてきました。しかし、昨今アパレル業界や図書館の書籍等で見られるように、1品1品の管理にRFIDが使われるケースも増えてきています。これは、RFIDタグやリーダライタ自体のコストが下がってきた事に加え、店舗でのレジ業務や閉店後の棚卸業務、さらには倉庫・工場での検品作業を大幅に軽減する事が可能となり、サプライチェーン全体で費用対効果が見いだせるようになってきたという事です。
こうした状況は製造業の現場でも活発に検討されており、RFIDについては、拠点間や工程間を行き来する通い箱の管理用途で実績が多数ある他、自動車部品等の個体管理・トレーサビリティでも活用され始めています。
通常は、たくさんの物を同時に離れた位置から読取るのがRFID(UHF帯)の特長ですが、当社ではこれを生産ラインでも活用する為に、“アンテナから30㎝程度のエリアだけ読取る” や “1m以内の指定のタグのみを読取る” 等の制御機能を有したリーダーライターを開発しリリースしております。バーコード・2次元コードと比べると読取機(アンテナ)の設置位置の自由度が格段に増し、装置設計や立上げの工期短縮、エンジニア不足の海外においてメンテナンスも容易となります。
また、カメラの高画素化、CPUの高速化によりバーコードではなく、文字や数字を直接読取るOCR、パターンマッチングによる個体認識等も近年飛躍的に精度が向上しています。当社も以前から紙に印刷された文字だけでなく基板にレーザー印字された文字等の読取を行っております。またバーコードと文字を一つのカメラで読取るというような合わせ技もご提案可能です。
RFIDか?2次元コードか?画像認識か? の選択は同じ物でも目的や環境によって最適な方法は異なります。
フリーウィルマーストーケンは自動認識機器やシステム開発の専門スタッフが多数勤務しており、目的やご要望を直接お聞きして、最適なコストで最大の効果をご提供する事を信条とし、日本と同様の製品とサービスをタイで提供できる体制を整えています。
さらにマレーシア、シンガポール、インドネシア、ベトナムにも代理店を設置しており、ASEAN各地でも製品をご提供することが可能です。
現在、主な取引先様はタイ国内の日系の自動車関連、電子部品関連、流通関係ですが、今後はより広い分野で多くのタイ企業様にもご利用いただきたいと考えています。
■タイやASEANにおけるバーコードや二次元コード、RFIDの導入・ソリューションに関しては、お問合せフォームまたは「Contact Us」の連絡先へご連絡ください。
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