電波(電磁波)を用いてRFタグのデータを非接触で読み書きするシステムを「近距離無線通信自動認識技術(RFID)」といいます。タグと読み取り装置の間で瞬時に情報を交換。読み取るだけでなく、情報を書き換えることもできる画期的な技術です。近年、多くの業界で活用が始まっています。
当社「Freewill-Mars Tohken Co., Ltd.(フリーウィルマーストーケン)」は、いち早く事業化に着手。タイでも製造業や小売業を中心にサービスの提供を行なっています。
RFIDの利点は、何と言ってもその使い易さ。
バーコード方式では、一つ一つの被検査体を読み取り機の方向に向け視覚的に読み取らなければなりません。一方、RFIDは向きに関係なく直ちに読み取りを開始するのが最大の特長です。
タグが箱の中にあって見えなくとも、またタグの表面が汚れているなどバーコードでは容易に管理できない状態であっても、難なく情報をキャッチ。効率や作業性が格段にアップします。
このように非常に便利なRFIDですが、使用する電波の周波数帯により利用できる場所やケースは実にさまざま。
実態に合った取捨選択が必要です。
当社では、920MHZ帯のUHF帯(超短波帯)を中心に取り扱いを行なっています。UHF帯は、より近接な場所と通信する短波などに比べて読み取り可能範囲が数メートルから十数メートルと大きく、広範囲の情報を一度に管理する点に優れています。
こうした点に着目し提供しているのが当社のUHF帯RFIDサービスです。
UHF帯は近年にわかに関心が持たれるようになった周波数帯で、広範囲の距離をカバーする読み取り性能は、一定の規模があり多くの製品や商品を扱う工場や大規模小売店舗などに向いています。製造業が発達し、市場の拡大が続くタイなどASEAN一帯で、今後ニーズが拡大していく分野であると予想しています。
効果効用は、単なる最終製品の把握や商品管理だけにとどまりません。
生産過程の中で生まれる仕掛品の管理や部品管理、さらには工程間の移動そのものを自動認識させることにも役立ちます。今後一層の進展が確実視される生産現場の自動化や、見える化、IoTに必要なキーテクノロジーの一つがRFIDなのです。
加えて当社では、特定の距離帯にある対象物だけを読み取ることができる制御機能を持った読み取りシステムも独自で開発。各種生産現場や企業ごとのさまざまなニーズにも個別にお応えてしています。
これらの効果は既に自動車部品メーカーや大手量販店などで実証済みで、今後は他業界での実証を進めていきます。
UHF帯は出力が高く日本では無線機器としての登録申請が必要となりますが、タイでも同様に特別な免許取得が要件となります。販売許可を得ているのはもちろんのこと、当社ではユーザーのための申請ノウハウも確立しており、ワンストップでの相談・サービス提供が可能です。
次世代の製品管理、商品管理を担うUHF帯RFID。検討されてみてはいかがでしょうか。
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