製造業においてトレーサビリティを確保することは不良品回収やリコール対応などのリスク管理の強化、歩留りの向上等に大きく貢献します。
その一端を担う高精度のコードリーダ、新発売の『MCR-F1000』をご紹介します。
産業用コードリーダとして初のバリフォーカル(可変焦点)システムを採用し、オートフォーカス、3倍ズーム機能を搭載した次世代コードリーダです。
従来品では画素数35万ピクセルだったのものがMCR-F1000は500万ピクセルになり、約2m離れた場所からも撮像できます。さらには極小コードや傾きのある場所に設置されたコードの読み取りも可能になるなど飛躍的に性能がアップしています。
初めて導入いただく場合でも迷わずに設定できる設定サポート機能や、従来の商品にはなかったWi-Fi機能を搭載することにより設置後の簡単なメンテナンスも可能です。
オートフォーカスでありながら深度が深く、細かいピント調整不要で高さ違いのワークも確実に読み取ります。従来は距離が離れると撮像サイズも小さくなり、結果画素数が足りず読み取れませんでしたが、バリフォーカルなら離れても同じ大きさにズームできます。また異なる距離からの撮像も同じ画角(大きさ)で綺麗に撮像することが可能になりました。
長距離でのバーコード読取りが可能となり、作業エリアを広々活用することができます。これまでリーダの設置場所により作業導線が非効率的になっていた、取り付けを諦めざるを得なかった、等の課題をお持ちのお客様には最適な機能です。
画像の歪みを補正する機能(台形補正機能)が搭載されているので傾斜のある場所に設置しなければいけないシンボルも高精度に読み取りできます。
これまで読み取りが難しかったシンボルや広い画角に複数のシンボルがある場合、さらには異なる距離からのセルサイズ0.125mmの極小サイズのコードまで高精度に読み取ることが可能です。
業界では数少ないWi-Fi機能の搭載により、読み取りテストや自動調整、設定ファイルの読み出し・書き込みなどを設置後でも簡単にメンテナンスできるようになりました。
設定などが簡単に行える専用ソフト(MCVconfig)により、初めての方でも迷わずに最適な設定を行うことができます。
本製品で撮像した二次元コードに対して、インラインで印字品質をチェックする機能を搭載しています。ISO/IEC 15415、またはISO/IEC TR 29158の評価パラメータを用いて印字品質を検証することで、ラインに流れるシンボルの経時的な変化の傾向を詳細に把握できます。読み取り結果のどこに問題があるかをわかりやすく表示しレポート出力が可能です。
タイでデモ機もご用意しております。ご興味をお持ちのお客様には、実際のコードを使ったテストもご案内しています。
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