タイでは人件費が年々上昇する中、部品や商品へのマーキング後に行う文字やシンボルの検査(確認作業)を人の目で行っている現場が未だ多くあります。人の目で行う検査は人員が要るだけでなく、どうしてもヒューマンエラーが出てしまいます。
そういった課題の解決を支援する新しいマシンビジョンシステム『MCV-F1000』 をご紹介します。
2024年に新発売となったこの製品は、以前ご紹介した『MCR-F1000』 同様、バリフォーカルシステムを採用し、オートフォーカス&3倍ズーム機能を搭載しており、2mの遠距離からの読み取りも可能です。
進化した点は、バーコード読み取りだけでなく、文字認識OCR・有無検査(外観検査)も同時に一台でできる史上最も多機能なシステムとなっていることです。
マーストーケン史上最も多機能な固定式マシンビジョンシステム
MCV-F1000では、機械式フォーカス・ズーム調整機構で非常に深度が深い特徴を活かし、長距離から高さ違いのシンボルを3つ同時に読み取ることも可能です。バーコードに加えて、文字認識と有無検査が一台で全てできる非常に多機能なシステムです。
MCV-F1000だけの機能➀ 文字認識OCR
独自アルゴリズムによりズームしても高画質な撮像ができ、0.049㎜の極小サイズの文字も読み取りができます。人の目では確認できないレベルの小さな印字も対応可能です。
MCV-F1000だけの機能➁ 有無検査・個数カウント
実装ミス、欠品検知などの部材の取り付け判断や部材の個数確認、製品表面の傷チェックなどが可能です。
<導入メリット>
✔省人化・人件費削減
✔ヒューマンエラー防止
<採用シーン(例)>
生産工程中の検査でも、出荷前検査でもご使用いただけます。
・コンベヤを使う生産工程設備
・マーキング設備への組み込み(マーキング直後の検査)
・金属部品への刻印の読み取り
・ラベルやカンバンの文字認識
マーストーケンではタイ現地にて実機テスト(実機貸出し)も行っていますので、お気軽にご相談ください。