高品質なエアコン真鍮部品を作る工場では、どんな人がどのような業務を行なっているのでしょうか?東芳工業タイの“ものづくり”の裏側をご紹介します!
今回は、製造2課のリーダーを務めるニヨム・ウォンジュームさんのとある1日に密着しました。
製造工場において、スピーディーな製造を可能にするためには、エンジニアだけでなく製造部門のスタッフ、つまり製造オペレーターの力が非常に重要です。スピードの鍵を握る製造部門のスタッフの業務はどのようなものであるか、見ていきましょう。
朝6:55 始業・ミーティングに備えて準備(オペレーターの場合)
午前 |
朝会議:「Morning Talk」と呼ばれる部署ごとに行う朝の会議から1日が始まります。連絡事項や製造計画を共有します。 点検:製造ラインの機械を見回り、使用する機材を点検します。 作業者の人数をシステムに入力し、その日の製造計画と照らし合わせます。 製造スタート:製造ラインの稼働中にも丁寧に見回りを行ないます。 製品の品質が基準を満たしているかサンプル検査などを行ないます。 |
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午後 | 新人スタッフの指導:製造ラインに新しく加わったスタッフに機械のセッティングについて指導を行います。 翌日の準備:翌日の業務で使用する機材設備の点検を行ない、準備を整えます。 |
製造2課では主にCNC旋盤を使用しますが、機械で自動処理できない部分はスタッフが1つ1つ丁寧に後加工を施します。
リーダーのニヨムさんは、後加工の経験と知識も豊富。そのため、この日は新人スタッフに機械と手作業を組み合わせて行なう半自動加工について指導しました。
東芳工業タイでは、このように各スタッフに新たなスキルを身に付けてもらい、キャリアアップに役立ててもらえるよう積極的に教育を行なっています。また、そうすることで欠員・退職・遅刻などが発生してもスムーズに対応でき、スタッフにとって働きやすく、なおかつお客様をお待たせしない体制を実現しています。
ニヨムさんが考える “製造部門のやりがい”とは?
「リーダーになってからは、製造部門の仕事の重みとポテンシャルを担わせていただいていることに誇りを感じています。製造2課のスタッフはみな熱心で、先輩のアドバイスによく耳を傾けてくれます。そのため指導しやすく、チーム全体の雰囲気も良いです。
さらに、東芳工業の良いところは働きながら知識をどんどん身につけられること。日本での1週間にわたる研修など、貴重な体験ができるうえに今後のキャリアに活きる様々な機会を常に与えてもらっています!」