高品質なエアコン真鍮部品のメーカーでは、どのような業務が行なわれているのでしょうか?東芳工業タイの“ものづくり”の裏側をご紹介します!
今回は、製品の配送部門のスパチャイ・スパーラーン氏のとある1日に密着しました。
エンジニアやオペレーターの連携によって、スピーディーに製品が完成!…しかし、メーカーの仕事はこれで終わりではありません。出来あがったエアコン真鍮部品を「素早くお客様のもとへ届ける」という重要な役割を担うのが、最後にバトンを受け取る配送部門のスタッフです。
デリバリー工程もまた、製造から納品までを円滑に進めるための大切な業務です。
理想的な配送業務のあり方として、しばしば「速さ」と「時間厳守」が挙げられますが、工業分野の配送においては、さらに気をつけなければならないポイントがあります。良質な“ものづくり”を陰で支える、配送部門の業務を見てみましょう。
朝6:30 始業(配送部門の場合)
午前 | 点検:配送用トラックにトラブルがないか、毎日チェックします 朝会議:チームリーダーからその日の業務連絡・計画を共有 積み込み・荷重計測:荷物の積み込みと重量を確認します。 安全のため、積載上限を15tに規定しています。 最終確認:営業部から受け取ったインボイスと積載した製品に相違がないか、配送先ごとの留意点など、詳細を確認します。 出発:お客様のもとへ向かいます |
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午後 | 配達: お客様へ製品を受け渡し 事務処理:配達の記録を残し、書類などを整理します 帰社:無事に会社へ戻り、業務終了(17:00頃) |
製品を配達するにあたり、配送スピードと時間の厳守以上に気を配らなければならないのが諸規則の遵守です。
配送部門のスタッフは、当社が定める規則・お客様が定める規則・そして道路交通法に従って安全に配送しています。「速い」だけではなく、これらのルールをきちんと守った上で、安全に、かつ正確な時間に届ける必要があるのです。
東芳工業タイは、製品の品質の高さと同時に「デリバリーの正確さ」でもお客様から信頼をいただいています。製品の配達においては、安全に配送するスキル・トラブルの芽を事前に摘み取るスキル・製品にダメージを与えずに配送するスキルなど、様々な知識と技術が必要です。
製品のユーザーからは目に見えない工程ですが、実は、良質な製品をお客様に届けるために欠かせない「縁の下の力持ち」です。
▲ 配送トラックの点検作業(左)積み込み作業(右)
スパチャイさんが考える“配送部門のやりがい”とは?
「この仕事を通して時間管理能力が身につき、地図にも詳しくなりました。また、“トラブルにたいして事前に解決しておく能力”も身につきました。私たちの仕事は公共の道路が舞台のため、どれだけ入念に準備してもトラブルはつきものです。その場合は、早めにお客様へ連絡する、素早く別ルートを選定するなどの対応力が求められるため、難しいぶん、やりがいを感じます。また、この業務のおかげで交通法規に詳しくなり、仕事以外でもとても役に立っています!配送の仕事が大好きですし、東芳工業タイで6年にわたり勤務していることを誇りに思います。」