ハンドパレット(ハンドリフト)にかわって、パレットの運搬作業を楽にする小型の電動ハンドパレット「BT Tyro」。
企業や小売店はもちろん、タイを代表する総合病院であるタマサート大学病院でも愛用されている。
大量の医療用品が保管される資材倉庫で使われる様子を取材した。
医療資材の倉庫で電動ハンドパレットに変えた理由
タイ・タマサート大学病院の倉庫には、医薬品や医療機器が豊富にストックされている。
機械類や液体の入った箱は大きく重いものが多く、広い病院内で各部署へ届ける作業は重労働だった。
電動ハンドパレット「BT tyro」を使い始めてから、作業者の負担が大幅に減り、運搬効率が高まったという。
▲大学病院で使われている電動ハンドパレット「BT tyro」
タマサート大学病院の職員 Nopadol Glinjanさん
Glinjanさんは、タマサート大学病院の資材を管理する責任者だ。
「以前は、アナログ式の一般的なハンドパレットを使っていました。
荷物が重いときは、2人がかりで押すこともありました。
コントロールするのが難しくて周囲にぶつかってしまう危険性もあるため、狭い通路ではハンドパレットを使わずに台車に載せかえるようにしていました。
毎日そんな作業を繰り返すので、職員が腰や背中を傷めてしまうのではないかと心配でした」
従来のハンドパレットの場合
▲体重をかけて引く/別の作業者のサポートが必要な場合も
BT tyroのスムーズな動きで作業効率が向上!
誰でも・安全・簡単に操作できるBT tyro。
作業者の負担を減らすことが最大の目的で導入したが、そのほかにも期待以上の成果があったとGlinjanさんは話す。
「感動したのは、業務全体の効率が大幅にアップしたことです!
軽い力でスムーズに移動できるうえに、タイヤが自在に回転するので、狭い場所でも使えるようになりました。
細い通路では、低速度モードにして使っています」
BT Tyroの場合
▲スムーズに移動できて、狭い通路でも安心して使える
リチウムイオンバッテリーで長時間使用も可能に
BT tyroは、短時間で充電・長時間使用できるリチウムイオンバッテリーを採用している。
タマサート大学病院の場合
使用時間:1日あたり5〜6時間(平均)
充電する頻度:2日に1回ほど
「充電のために日中の作業が止まってしまうことはありません。
はじめに、セールス担当の方が丁寧に使い方をレクチャーしてくれました。新しいものを職員に使わせることが少し不安でしたが、おかげで安心しました」とGlinjanさんは話してくれた。