弊社ウエノマシーン&ツールシンガポール(以下、ウエノシンガポール)は、産業用ロボットやFA周辺機器を含めた自動化ソリューションの提案を得意としています。
1995年の設立以降、ヤマハロボットを活用した製造ラインの自動化や、搬送ソリューションの導入実績を積み重ねてきており、お客様の課題解決に貢献する最適な機器の組み合わせをご提案しております。
今回は、ヤマハスカラロボットとDH roboticsの電動グリッパーを組み合わせた自動化ソリューションについてご紹介致します。
シンガポールに新拠点開設!ヤマハロボティクス
ウエノシンガポールは、設立当初からヤマハロボティクスとのつながりが深く、これまで多数の取り扱い実績がございます。ヤマハロボティクスは、2023年2月にシンガポール法人「Yamaha Robotics Solutions Asia Pte. Ltd.」を設立。これまで以上にお客様に対して製品やサービスを迅速に提供できるようになりました。
▲ ヤマハロボティクス シンガポールショールーム
ヤマハは、単軸ロボットからスカラロボットまで幅広いラインナップがあり、製造ライン構築における細かな要望や条件に応えやすいのが特長です。ヤマハシンガポールでは、東南アジアでも需要の高いスカラロボットを在庫しているため、ロボットメーカーでも随一の短納期を実現しています。
▲ 左から、中型スカラロボット「YK-XG」・スカラロボット ハイコストパフォーマンスモデル「YK-XE」
DH roboticsの電動グリッパー
ロボットハンド(グリッパー)と言えば、コスト面での導入のしやすさから空圧式のエアグリッパーを採用する現場が多いかもしれません。しかし、電動グリッパーは、コンプレッサエアが不要なので、使用環境を選ばないうえ、1台で複数ワークに対応できる汎用性を備えています。しかし、多くの電動グリッパーは空圧式よりも高価なことが多く、採用が見送られるケースも多いのかもしれません。
中国メーカー「DH robotics」の電動グリッパーは、そのような課題を解決する機能とコストパフォーマンスを兼ね備えたウエノシンガポールおすすめのデバイスです。
▲ PGIシリーズ:パラレルグリッパー RGIシリーズ:回転動作付きグリッパー
▲ ロータリーグリッパーPGI シリーズ
▲ロータリーグリッパーRGI シリーズ
回転動作が行える電動グリッパーは世界的にもめずらしく、電動グリッパーを専業としているDH roboticsならではの技術力が活かされています。採用した現場からのリピートオーダー率が高く、利便性の高いロボットハンドです。
【DH robotics電動グリッパーのメリット】
✔ 低価格
一般的な電動グリッパーの60~70%程度の価格でありながら機能性も高くコスパがよい。
✔ 短納期
メーカー側に部品ストックが豊富で、注文から1週間前後で入手可能。
✔ 使い勝手が良い
立ち上げ時の手間がなく、オプション設定がしやすい。サービス面におけるメーカー側の対応も迅速でコミュニケーションが円滑。
✔ 幅広いサイズラインナップ
各シリーズごとにサイズ展開が豊富で様々な用途の製造ラインに組み込みやすい。
ヤマハスカラロボット ✖ DH robotics電動グリッパーを組み合わせるメリット
ロボットを含む自動化ソリューション導入の際に、コストの大きな比重を占めるのがロボット単価です。ロボットのサイズ(ストローク)が大きくなればなるほど価格もあがるため、少しでもコンパクトなランクにおさめることで予算をおさえられます。
回転ロータリー付のRGIシリーズは、ロボット先端に取り付けることでスカラロボットのストロークを伸ばす使い方が可能です。これにより、ロボットランクを下げることで導入費用の削減が図れます。ワーク形状や使用環境によっても適応可否はありますが、基本的なピック&プレイス工程には概ね導入できるソリューションです。
▲ 回転動作付きRGIシリーズは、キャップの開閉や取り外しも容易に行える
YAMAHAを含む、幅広いメーカーのロボットとの組み合わせが可能です。
弊社ウエノシンガポールではヤマハロボットとDH robotics電動グリッパーを組み合わせたデモ機があり、お客様の実際のワークでのテストにも対応しております。