ベルト/ローラーコンベアに替わる最先端の搬送機器!YAMAHA製リニアロボットコンベア LCMR200
29/10/2024
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吹上 徹次Manager

タイでも近年、製造現場は大量生産・大量消費から少量多品種生産へと移り変わり、生産設備をどう最適化するかが課題となっています。製造業を取り巻く環境のなかでも、搬送工程は特に臨機応変な対応が求められる部分です。 今回は、ベルトコンベアやローラーコンベアに替わり、搬送環境を劇的に改善するヤマハ発動機の「リニアコンベアモジュール」を紹介します。

リニア搬送のパイオニアが提案する
次世代工場の搬送プラットフォーム

リニアコンベアモジュール は、ベルトコンベアやローラーコンベアの代替としてヤマハ発動機が開発した次世代のコンベアです。
スライダが動く速さ高速・高精度搬送、停止位置などを自在にコントロールすることができる、いわば「搬送するロボット」。従来のコンベアでは不可能なライン構築を実現できます。

ヤマハ発動機
リニアコンベアモジュール LCMR200 の特長

従来のベルトコンベアやローラーコンベアとの最も大きな違いは、リニアモータでスライダそのものを動かすダイレクト駆動 である点です。最大2.5m/秒で動かすことができ、物理的なスピードアップはもちろん、搬送工程全体の効率化とコスト削減につながります。

従来のコンベアでは製品を加工する過程で減速し、いったんラインの外に製品を引き込み、作業をして、再びラインへ戻して流す、という工程が必要でした。リニアコンベアモジュールは、高速移動からでもなめらかに減速・停止することができるうえ、高剛性ガイドが直接支えているため、スライダ上で様々な作業ができます。 これにより、タクトタイムを約50%短縮することを可能にしました。※条件により異なります。

■簡単に自由なライン構築ができる

従来のコンベアでは、いったん構築した搬送ラインを変更する場合には多大な手間とコストが発生します。それに対して、リニアコンベアモジュールは 柔軟なライン設計ができることも大きな利点です。
、モジュール化されたコンベアユニットを組み合わせるだけでラインを構成するため、ラインを長くしたい時はモジュールを追加、短くしたい時はモジュールの数を減らすだけ。
また、サーボ制御によるダイレクト駆動のため、停止用のメカストッパやセンサーを設置する必要がありません。停止位置の設定はポイントを変更するだけで対応できるため、品種変えなどによる頻繁な段取り変えにも柔軟に対応できます。 このように、リニアコンベアモジュールは、ムダのない、シンプルなライン構成を実現します。

搬送ラインの構成を変えなければならない場合も、必要に応じてモジュールを追加・削減、またはスライダごとの設定を変更することで、柔軟に対応できます。

搬送工程を見直して、生産性アップ・コスト低減!

搬送工程は「コンベアの上を流れるだけの時間」という時代は終わりを迎えています。これまでのコンベアではできないラインを実現し、工場全体の生産能力を引き上げるのがリニアコンベアモジュールの力です。 ウエノ(タイランド)では機械工具の専門商社として、搭載するアプリケーションをはじめ、その力を最大限に活かす方法をトータルにご提案いたします!


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