前回の記事では、なぜタイでマーキングの重要性が大きくなっているのか、また弊社推奨のポータブル・インクジェットマーキング装置についてお話ししました。(前回の記事はこちら)
今回は、自動車部品などに施すマーキング方法として注目を集めている、ドットピン式マーキング装置をご紹介します。
ドットピン式とは、空気圧または電気で駆動させたマーキングピンで、対象物の表面に点群によって英数字・記号などをマーキングする方法です。従来、自動車部品などをマーキングしていた刻印やレーザーマーキングに代わる刻印方法です。
近年タイでは、国内へ向けた製品生産のみでなく、タイから北米・欧州や日本への製品を輸出する機会が増えてきています。そのような中で、市場クレーム等が発覚した際には、問題の原因を究明するスピードと精度が製造会社に与えるダメージの大きさに直結します。そのため、市場に流通する部品への製造状態の分かる情報の紐付け(トレーサビリティ)はますます重要になっています。
さらに、盗難・模造防止や、希少性を高め付加価値をつけるというような意味でも、消えないマーキングはこれからのタイにおいて必要不可欠になるでしょう。
フランスメーカー「Gravotech」グループの1つのブランドである「Technifor」。 世界100ヵ国以上にネットワークを持ち、半永久的な刻印およびマーキング分野におけるリーディングカンパニーです。
1 製品表面に直接打刻するので接触のあるワーク表面でもマーキングが簡単に消えない!
2 装置の価格がレーザー式マーキングの約1/5で、導入が容易!
3 簡便なインターフェイスと自由度の高いプログラムで文字・コードが自在にマーキング可能
エントリーモデルであるIMPACTシリーズは、液晶タッチパネル、コラム、及びペンが付属しており、オフライン及び半自動のマーキング工程であれば、ご購入後直ぐに高品質なマーキングを実現する事ができます。
自動化(オートメーション)が進むタイではありますが、生産工程のすべてが自動化するわけではなく、人が介在する場面は多々あります。そのため、タイにおける中小企業では特にこのニーズが高いのではないかと思います。
また、最近登場したポータブル式マーキング装置のXE320Cpは、2kgと非常に軽量なマーキングヘッドをワークまで持ち運んでマーキングする事が可能です。こちらは、素材のインゴットへの材種識別や建築資材のサイズ・仕向けの打刻等、大きなワークのマーキングに最適です。
Technifor - Gravotech -
山田マシンツール(タイランド)がタイ法人を設立する前、1990年代には日本でTechniforの販売を開始しており、25年以上の取扱い実績があります。また、タイでも累計50台以上の販売実績があり、これらの経験をもとにお客様にタイ語・日本語でご提案やアフターサポートすることができます。
※ポータブル型・卓上型をご用意しております。
■山田マシンツール(タイランド)のドットピン式マーキング装置にご興味をお持ちの際は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。
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