精密CNC機械製造の「ロロマティック)(ROLLOMATIC)」は、“スイスのモノづくり精神”で切削工具製造に向き合い続け、現在では工具研削盤分野において世界トップメーカーへと成長しました。
YKTグループがロロマティックの技術力に出会ってから約40年。
当社はタイ・インドネシアなどASEAN諸国のお客様にロロマティック製品をお届けしています。
そして、お客様の安心・安全のため、日本で長く培った技術と同様のサービスとサポートをご提供しています。
本稿では、同社の5軸精密円筒研削盤NP50をご紹介します。
■CNC円筒研削盤ShapeSmart®NP50
ロロマティックのShapeSmart®NP50は、切削工具のブランク処理や、金型に使用される複雑な形状、長さと径との比率が高いアイテム、パンチピンなどの研削に適した高性能CNC円筒研削盤です。 また、柔軟性の高いロボットローダーとオプションのインプロセスゲージにより、小ロット生産や無人生産においても高い品質を維持。高い真円度・真直度が求められる精密工具を生み出すマシンです。
【製品の特長】
・特許取得の独自の研削方法により、長尺ワークの精密加工に最適
・研削径Ø 0.025 – 25 mmに対応
・一体化3軸ロボットローダー搭載
・高精度工具ブランク、金型用コアピン、精密パンチ、フラット面及び4軸同時制御のポリゴン加工に対応 (特許申請中)
・より厳密で正確なインデックスコントロールが可能なダイレクトドライブ方式ワークヘッドを搭載
・砥石の角度を素早く変更可能
ワークガイド付近で粗・仕上げ砥石が待機し、ワークが押し出されるという、特許取得のオリジナル研削方法により加工します。径に対し長い高アスペクト比のワークを得意とするため、特に長尺ワークの精密加工に最適です。
最大1360本の工具を取り付けられるローダを標準搭載。これにより、熱変位の影響を低減させます。
また、優れた径精度を実現するリニアスケール、径寸法を安定させる定寸装置、ワークローディング後の長手方向の精度を向上させる位置決めセンサなどを搭載。さらに、多段ワークにおいても振れ誤差を抑制します。
砥石軸のCNC制御により、さまざまなワーク形状に対応。特定の砥石を必要としません。用途は、各種ブランク、4軸同時加工のポリゴン加工(特許申請中)、テーパなど多岐に渡ります。プランク径が同じ場合は、無人運転で10種類までの異なるワークが生産できます。
2種類の効率的な研削方法を行なうことができます。
1.シングルパス工程における、粗砥石および仕上げ砥石による研削
2.粗砥石だけによる研削
取り代が多い加工の場合では、研削能力が高い粗砥石だけの研削を繰り返すことが可能です。加工物に応じて研削方法を使い分けることで、作業にかかる時間を大幅に短縮することができます。
現場での作業性を改善するための対話式プログラムを採用。見やすく、操作が簡単です。
ソフトウエアは無償アップデート対応です。
当社ショールームでは実機デモンストレーション・製品テストを行なうことができます。
ロロマティック製品ほか、タイ・インドネシアで高品質なCNC円筒研削盤をお求めの場合は、下記フォームよりご連絡ください。
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Tel: +66(0)2-173-5868
渡部 Watanabe
Mobile: +66(0)61-847-4400
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