正確な切削加工を続ける上で欠かせない、砥石の成型およびドレッシング(目直し)作業。
手動(マニュアル)機の中にも、高精度にダイアモンド砥石、CBN砥石をドレッシングできる本格的な砥石成形装置があります。
本稿でご紹介するのは、コンパクトながらワイドレンジに対応する、操作性・安全性・剛性が抜群の全旋回式ドレス装置です。
ストラウザック (Strausak)
W-DRESS/砥石成形機(ドレッサー)
ストラウザック社のW-DRESSは、全旋回式のマニュアル砥石成形機(ドレス装置)です。人間工学に基づいて、操作性と安全性にこだわって設計されており、能率的なドレッシング作業に貢献します。
砥石成形機 “W-DRESS”の特長
■シンプル(手動)ながらワイドレンジに対応
ダイアモンド砥石やCPN砥石だけでなく、GC砥石側も旋回できるので背面のドレッシングができます。
■スピンドルの調整が可能
各々の回転数を砥石仕様毎に調整できるため、幅広い加工領域で最適なドレッシングが可能です。
研削砥石:150 - 1050 rpm
GC砥石:750 - 3500 rpm
■人間工学に基づく、高い操作性
スイス・ロロマティック社の設計ノウハウを基にしたデザイン。
楽な姿勢で操作できる位置に各スイッチが配置されており、能率的に作業できます。
■安全装置を搭載
フットスイッチを踏んでいる間のみ作動します。
フットスッチを離すと、自動的に安全装置が働いて回転をストップします。
■冷却用のミストタンクを搭載
フットスイッチによる操作でクーラント液を噴射できます。
正確な研削には、正確な砥石形状が必須です
せっかく高精度なCNC研削盤をお持ちでも、砥石が摩耗し形状が崩れてしまっていては、正確な加工をすることができません。
ドレッシングは砥石の寿命を縮めると考える人もいますが、実際には研削する砥石面が更新され、砥石の寿命が延びます。
さらに、ドレッシングにより砥石と工具の間の摩擦(研削力)が低減することで、サイクルタイムを短縮できます。
結果として「工具の製造能力」と「御社の利益アップ」につながります。
NC機が必要ない場合は、シンプルで高性能な手動の砥石成形機がおすすめです。
ストラウザック“W-DRESS”以外にも、お客様のご要望に合わせて最適な製品をご提案します。