三菱電機株式会社は2021年2月に創立100周年を迎え、放電加工機の開発・販売から48年の実績と歴史を持つ、産業機器のトップシェア企業です。
三菱電機オートメーション(タイランド)(以下、三菱電機タイ)は、1975年にタイで設立されました。1990年に放電加工機・レーザー加工機の販売およびサービスを開始し、30年間タイの製造・加工業の発展を支援しています。
三菱電機タイの萱島 俊二(かやしま しゅんじ)GMに、同社がお薦めする形彫(かたぼり)放電加工機について伺いました。
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三菱電機AI技術『Maisart』と『D-CUBES』制御装置搭載の
次世代型形彫放電加工機
今回ご紹介するSV-Pシリーズ・SGシリーズは、三菱電機独自のAI技術『Maisart(マイサート)』と、制御装置『D-CUBES(ディーキューブ)』により、高精度と高生産性を両立した最新の形彫放電加工機です。
形彫放電加工機SV-Pシリーズ
形彫放電加工機SGシリーズ
高精度を実現する3つのポイント
「加工精度」「生産性」「操作性・作業性」
三菱電機・形彫放電加工機の製品特長として、大きく3つのポイントがあります。
① 加工精度
『Maisart』により加工深さを自動認識し、サーボの安定制御と併せてより均一な面粗さを実現。
▲加工サンプル
② 生産性
『D-CUBES』によるセンシング技術と『Maisart』による最適な加工状態のリアルタイムな制御によって加工時間を最大30%短縮することに成功。
③ 操作性・作業性向上
19インチの大画面に情報を集約し、ナビゲーションメニューを使って段取りから加工までの操作をサポート。加工機の稼働率を向上させるために稼働情報をリアルタイムで確認できる、リモートサービスも近日開始いたします。サービスセンターの端末とお客様の加工機を遠隔で接続し、状況を診断することで保全性を高めることができます。
▲リモート診断イメージ
三菱電機のAI技術をブランド化『Maisart(マイサート)』とは?
従来、AIを機器で活用する際には膨大な情報や時間、コストがかかっていました。三菱電機独自のアルゴリズムにより、それらを解消したのが『Maisart』です。
・ディープラーニングの演算量を従来の1/30~1/100にコンパクト化
・クラウドと連携してより高度な処理を行なうことも可能
・三菱電機が有する機器の知見を活かして、学習の効率化・データ分析の高速化を実現
制御装置『D-CUBES(ディーキューブ)』とは?
大画面のタッチスクリーンによるシンプルな操作性を実現しています。加工条件を入力し、いくつかの選択肢を選ぶだけでプログラミングを組むことが可能。熟練技術者でなくても短期間で使いこなすことができます。省人化に伴う、作業効率向上に寄与します。
▲19インチ制御装置
米沢工機タイは、三菱電機タイと代理店契約を結び、約20年になります。
今後はタイでの販売促進、より充実したサービス体制を構築して、同社との連携を一層強化して参ります。
▲左から、三菱電機オートメーション(タイランド)萱島氏と米沢工機(タイランド)谷田貝
MITSUBISHI ELECTRIC AUTOMATION (THAILAND) CO., LTD.
三菱電機オートメーション(タイランド)
萱島 俊二 Shunji Kayashima
Director of Industrial Automation Machinery
1987年 三菱電機入社後、日本国内にてメカトロ製品の営業・マーケティングを担当
2018年 タイへ赴任
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