アネスト岩田株式会社は、2021年5月で創業から96年目を迎えた老舗のコンプレッサーメーカーです。2005年に設立されたタイの現地法人・アネスト岩田サウスイーストアジア(以下、アネスト岩田)はアマタナコンに生産工場を持ち、日本同様の品質で製品とメンテナンスサービスを提供しています。
昨今、タイでも需要が高まってきているコンプレッサの省エネについて、アネスト岩田の高田 茂樹(たかだ しげき)氏に、お話を伺いました。
タイの電気代はここ数年上昇傾向にあり、ものづくりにおけるコスト見直しのポイントとして重要な項目の一つです。一般的に工場の電力の約20~40%はコンプレッサで消費されていると言われており、年間の電気代が1,000万THBの工場では、約300万THBがコンプレッサで消費されていると想定できます。
また、日本ではインバーター式のコンプレッサが一般的ですが、タイではまだまだ10年以上も旧式のコンプレッサを使用している工場が多く、エネルギー効率が悪い可能性が高いのです。
・給油式スクリューコンプレッサは、インバータータイプを
7.5kW~110kWのレンジで幅広くラインアップ
・工場エアの使用状況に応じてモーターの回転数を制御することで、
無駄な電力を削減し、大幅な省エネを実現
モデルケース実績
旧型のスクリューコンプレッサから、インバーターへ切り替えた場合
空圧駆動型増圧機とは、ある圧力から、必要な圧力まで増圧できる空圧機器です。
工場の中で増圧弁と呼ばれる空気駆動型の増圧機をお使いの場合、電動駆動のブースターコンプレッサに置き替えることで、消費空気量を大幅に削減することができます。
空圧駆動型の場合、駆動源は圧縮空気を使っており、駆動で消費したエアは排気してしまうためエネルギーを無駄にしています。対して電気駆動型は1/3の消費電力で稼働することができるので省エネ促進に繋がります。
以下のモデルケースの場合、年間で電気代約60,000THB、CO2排出量7,000kgが削減できます。
増圧機による年間電気代比較※
増圧機による年間CO2排出量比較※
この場合、実機費等を含めた初期投資コストは2年以下で回収できます。ここまで費用対効果のある省エネ対策は他に類を見ないと思います。
・0.4kW~11kWの6タイプをラインアップ
・工場で空気駆動型増圧機をご使用の場合、電気駆動型ブースターコンプ
レッサに変更することで、約70%消費電力削減の実績あり
・低振動、低騒音、クリーンエアで長寿命
アネスト岩田では、現在コンプレッサの状態を無料診断できるキャンペーンを実施中です。
まずは現状を認識するところから米沢工機(タイランド)でサポート致します。