プラスチック射出成形機の取出ロボット新製品『SDシリーズ』をタイで販売開始!
29/10/2024
浜田 夏毅Sales representative
ユーシン精機(タイランド)は、タイで取出ロボットを販売しています。
ここでは、タイで販売を開始した取出ロボット『SDシリーズ』をご紹介します。
当該製品は、当社の取出ロボット最上位モデル『FRAシリーズ』に使われている最適設計技術を継承した最新鋭のモデルです。
▲超高精度取出ロボット『FRAシリーズ』
最適設計とは、取出ロボットの機構や高速動作を考慮して、CAE(計算機支援技術)による理論的な最適形状を求める技術のことです。この技術は、航空機や自動車などのパーツ設計にも使われています。
SDシリーズは、3D最適設計を取り入れることにより、大幅な制振性の向上と高速化を実現しました。
特許を取得した数々の技術を凝縮!
ユーシン精機・取出ロボット『SDシリーズ』の詳細
SDシリーズには、ハイグレードタイプの『SD-H』と標準型の『SD-G』の2機種があります。
◆ SDシリーズの共通機能
✓ 3D最適設計
✓ 全軸最適制振制御
✓ オートチューニング機能
✓ 手動操作時トルク監視機能
✓ 吸着検知設定モニタ 等
◆ ハイグレードSD-H専用機能
✓ マルチ成形モード
✓ 生産情報出力機能
✓ 開放側スローダウン
✓ エラーレベル別警告音通知
✓ Predictive Maintenance(予知保全)
✓ サイクルモニタ
▲MANUFACTURING EXPO 2022のソディックブースにて展示した射出成形デモの様子
ソディック横型射出成形機MS100×ユーシン精機取出ロボットSD-H
前述した3D最適設計により、軽量・高剛性のボディを実現。 また、引抜軸のみに採用していた制振制御を、横行軸・上下軸にも搭載し、制振制御機能を強化しました。様々なシーンでウェイティングタイムを削減し、サイクルタイムの短縮に貢献します。
取出ロボットから出る粉塵を抑え(ISOクラス6レベル)、医療・食品業界など清潔さを求められる生産現場でも使用可能です。(※オプション)
目標とするサイクルタイムを設定し、モニタリングすることで、作業効率をチェックすることができます。
また、エラー履歴を1,000件まで記憶・表示でき、過去に遡ってエラー停止の原因を突き止めることが可能です。
環境負荷削減ツールとして、当社独自の吸着エア消費量削減技術によるECO吸着を搭載しています。これによりエア消費量を最大75%カット。消費量が減ることでエアコンプレッサの電気代や設備費用削減も実現します。
イーサネット(Ethernet)通信により、成形サイクルごとの生産予定数、排出数、良品開放数、取出不良数、取出時間などの生産情報を外部に出力可能です。
予防保全から予知保全へ。
取出ロボットの動作を常時監視して、故障につながる予兆を検出します。
操作履歴5万件を保存しています。
高度な動作が簡単にプログラミングできるフレキシブル ティーチング システム(Windows対応)、成形品の姿勢を自由な角度に調整できる姿勢制御機構、重量のある大型整形品を掴むアタッチメントヘッドの可搬重量アップなどのオプションが揃っています。
上記のほか、SDシリーズには当社独自の最新技術が多数盛り込まれています。 SDシリーズはお客様の生産性向上を真面目に考えて開発されたロボットです。取出ロボットご検討の際は是非とも当社へお声がけください。
タイでプラスチック成形品取出ロボットや自動ストック装置、省力化自動機器など、プラスチック射出成形工場向けの機器・システムをお探しの方は、下記フォームよりお問い合わせください。
お問い合わせ
下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。
Loading...