ジャノメの高精度技術とタイハイベックスの現地エンジニアリングサポートが結実した産業用ロボットをタイ、東南アジアで展開
02/06/2021
射場 周作
General Manager
当社タイハイベックス(THAI HIBEX)は、タイの電子・電機・自動車・半導体産業向けにPCB(プリント基板)、SMT(表面実装)、そして組立工程用の装置、工具、材料、副資材等を販売する商社です。
今回は、約20年前に産業用ロボットの分野で東南アジアに進出以降、特に高い評価を得ているジャノメ(JANOME)の卓上ロボットをご紹介します。
▲卓上ロボット JR3000シリーズ
タイ、東南アジアで高まっている卓上ロボット需要
大量生産を行なう現場では、生産量の管理がしやすく、同一製品を低コストで 大量に作る「ライン生産」が主流です。
しかし、昨今は顧客ニーズの多様化による多品種少量生産が求められるようになり、少人数の作業員で複数工程を担当する「セル生産」も 増加しています。それに伴い、省スペースかつ柔軟に生産ラインやアプリケーションが更新できる 卓上ロボットの需要が拡大しています。
また、タイなど労働集約型が主流の生産現場においては、導入が容易かつ操作やメンテナンスも簡単な卓上ロボットが適しています。産業用ロボットは、垂直多関節や協働ロボットなど多種多様です。それぞれに強みや役割があり、組み合わせることで更なる生産性の向上が期待できます。
ミシンの高精度位置制御技術 を活かしたジャノメの卓上ロボット
ジャノメの産業機器業の歴史は、ミシン部品の内製化に始まります。1984年には世界初の小型サーボプレスを発売し 産業機器の製造が本格的にスタートしました。
その後1993年にミシンの刺繍機能として使われている高精度位置制御技術を取り入れた卓上 ロボットの初期モデルが発売されました。以降開発進化を続けた結果、ジャノメの卓上ロボットは、小型サーボプレスとともに、老舗の産業機器メーカー製品として市場で認知され、幅広い分野で採用されています。約100年にわたるミシン製造の優れた技術を持つジャノメがつくり出す卓上ロボットには、以下のような特長があります。
◾️高い繰り返し精度、安定した動作を実現する剛性、優れた操作性
◾️対話形式の操作、容易なティーチングが可能な専用ソフト
◾️接着剤などの塗布、ねじ締め、はんだ付け、基板分割、検査など、多彩なアプリケーションに対応する高い汎用性。EMS(電子機器の受託製造)にも最適
◾️IoT、MES (製造実行システム)などのシステム環境に対応
◾️自動化ラインへの組み込み、垂直多関節ロボットや協働ロボットとの融合が容易
<卓上ロボットの用途例>
◾️ねじ締め
◾️塗布
◾️基板分割
◾️ 検査装置
ジャノメとハイベックスの協業で実現できること
産業用ロボットはアプリケーションに沿ったツールをマウントすることで動作します。 当社は卓上ロボットを使い、シンプルな生産設備から複雑な自動化 ラインまで、お客様の用途に応じて最適な システムインテグレーションとアフターサービスサポートをご提供します。
▲ジャノメ産業用ロボットを活用した設備例
当社はジャノメ様の正規販売代理店として、約10年にわたりタイ、シンガポール、ベトナム、マレーシア、インドネシア、インド、フィリピンなどの東南アジア市場を中心に、豊富な販売・サポート実績があります。またジャノメ本社様からも大きな信頼をいただいております。
ジャノメ製の産業用ロボット のことなら、安心して当社にお任せください
「ハイベックス様のエンジニアは、ジャノメ本社でトレーニングを受け、当社の ロボットの仕様や強みをしっかりと理解してサポート をして くださいます 。 また、数ある販売代理店様の中でも特に対応が早く、顧客からの細かな要望にも丁寧に対応いただいており、メーカーとしても非常に心強いです。 」
蛇の目ミシン工業株式会社(JANOME SEWING MACHINE CO., LTD.)
左:山崎一寛(やまざき かずひろ)/ Sales
2007年 蛇の目ミシン工業株式会社産業機器営業部入社
2011年 欧州エリア担当
2017年 東南アジアエリア担当
右:高橋夏美(たかはし なつみ)/ Sales
2018年 蛇の目ミシン工業株式会社産業機器営業部入社
2019年 東南アジアエリア担当
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