北川鉄工所製の高性能チャックでタイ・ASEANのモノづくりをサポート!キタガワ(タイランド)
11/03/2020
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サムライアジア編集部

工作機器、産業機械、金属素形の3つの分野で業界を牽引する「株式会社 北川鉄工所」(広島県)は、1918年(大正7年)木造船具製作所として創業された。100年以上にわたって、試行錯誤を続けながらモノづくりを続けてきた。そんな同社のタイ法人をご紹介したい。

大正時代から続くモノづくりの情熱が、タイ、そして世界の製造業を支える

製造業において精密な部品を作るためには、ハイクオリティーな工作機器が必要となる。北川鉄工所のタイ法人「KITAGAWA (THAILAND) Co., Ltd.」 は、工作機器事業部のグロ-バル展開のため、2003 年にタイに設立された。

「タイ法人はASEAN諸国の中心拠点として、ものづくりのトレンドとお客様のニーズを的確にとらえた高品質の製品を、レスポンスよくグローバルにお届けすることを使命としています。また、タイ国内においては弊社商品を御使用頂いているお客様が安心したサポートを受ける事ができるよう、サービス体制を整えております。今後はサービス体制を他ASEAN諸国にも広げていきたいと考えております。」そう話すのは、同社の浅山 康ジェネラルマネージャーだ。

▲キタガワ(タイランド)のメンバー。中央が浅山 康ジェネラルマネージャー


パワーチャックやNC円テーブルなどを提供する、タイの日系メーカー。日本人エンジニアも常駐

同社では、旋盤用パワーチャックや、ワークに合わせたデザインチャック、NC円テーブル、産業用ロボットハンド(グリッパー)などをタイ・ASEANで販売している。
日本国内には様々なチャックメーカーがある中、タイに進出している日系メーカーは同社だけ。
日本国内ではパワーチャックでシェア60%を誇るトップメーカーだ。

同社のバンコクオフィスでは、主にキタガワ製品を使用するユーザーのため、機器のメンテナンスや新たな相談対応などを行なっている。
2019年からは、タイにおける顧客への対応力を強化するため、日本人エンジニアが常駐。「お客様のワークに必要なデザインチャックの打ち合わせから、構想図の作成、日本への制作発注までにかかるタイムラグを無くすことで、納品までの大幅な時間短縮が可能になりました」と浅山氏。


把握精度0.01mmT.I.R.以下の、新パワーチャック登場!

「チャックに要求されるのは、把握精度、トルク、回転速度」
そう話す浅山氏が推すのは、パワーチャックの新製品「BRシリーズ」と、NC円テーブル「MRシリーズ」の進化版「MKシリーズ」だ。


▲左からBRシリーズ(パワーチャック)とMKシリーズ(NC円テーブル)


BRシリーズの標準チャックは、把握精度0.01㎜T.I.R.以下を実現。さらにオプションの特殊Tナットを使うと、段取り替え時のジョーの再成形が不要になり、大幅な時間とコストの短縮が可能になるという。 

NC円テーブルのMKシリーズは、従来製品であるMRシリーズと比較してもさらにコンパクトなボディでありながら、クランプトルク(保持・固定する力)はMR200が350N・mに対して、MK200では570N・mと向上している。高クランプトルク、高剛性の優れたNC円テーブルだ。

浅山 康 General Manager
「タイにいらっしゃるお客様、どうぞお気軽に御相談・お問い合わせください。弊社ではチャックの爪やロケータ等の設計も可能です。実際に現場のでワークや機械を見ながらお打ち合わせさせていただきます。」


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