創業1922年(大正11年)、100年の長い歴史がある滝澤鉄工所(株式会社 滝澤鉄工所)は、工作機械の原点と言われる「旋盤」メーカーとして、現在も最新技術を注ぎ込んだ高精度・高機能のCNC旋盤・普通旋盤・マシニングセンタ等を世に送り出している。
岡山市北区に本社のある滝澤鉄工所と、キタガワ(タイランド)の親会社である北川鉄工所(広島県府中市/1918年・大正7年 創業)は、同じ日本の中国地方ということもあり、長い付き合いがあるという。タイに進出した両社の関係は日本同様で、滝澤製CNC旋盤などには、キタガワのチャックが標準搭載されている。
今回は、タキサワ(タイランド)にあるショールーム『タキサワ フューチャーセンター/TAKISAWA FUTURE CENTER』に、同社の柏原 裕哉(かしはら ゆうや)MDとキタガワ(タイランド)浅山GM、そして岩田EA(エンジニア アドバイザー)にお集まりいただき、両社の製品について話をお聞きした。
浅山GM:本日は、タキサワ(タイランド)様のショールーム『タキサワ フューチャーセンター』にお邪魔させていただきました。ここでは、キタガワのパワーチャック『PW』『PU』を、ショールーム機の『TT-2100G』に搭載していただきました。
チャックは単体では意味をなさず、機械に搭載されて初めてその性能を発揮することができます。TT-2100Gに搭載していただくことで、実機と合わせてチャックを搭載した状態や、その動き、サンプルワークを把握した際の精度をご覧いただけます。お客様にチャックの性能をご覧いただける機会となりますので、当社にとって非常にありがたいです。
柏原MD:私はタイに赴任して間もないのですが、キタガワ(タイランド)さんとは歴代のお付き合いが続いています。滝澤の旋盤などには、お客様からの特別な仕様の注文がない限り、キタガワのチャックが標準搭載されています。
キタガワのチャックの魅力は、汎用旋盤で使用するスクロールチャックのようなチャックから、自動機で使用する専用的なアドバンスチャックまで揃えられているラインアップで、選択肢が豊富なことです。
キタガワ(タイランド)さんには、全てをお任せできる設計力があり、対応の速さ・フットワークの軽さで、お客様との商談・アフターサービスなどに、とても力になっていただいています。そして、両社でタッグを組んだ数えきれないほどの実績があり、とても信頼しています。
岩田EA:『TT-2100G』に搭載していただいたチャック『PW/PU』は、ワーク把握時にワークを基準面に引き込む機能を持っています。
PWはワークの素材面把握に適しており、高い把握力を出せるため重切削が可能です。PUは仕上げ工程で使用されます。把握面・ロケート面に対して加工面の直角度、または平行度の厳しいワークを加工する際に使用します。
岩田EA:キタガワ(タイランド)には設計者が駐在していますので、タイ国内での打ち合わせ、設計が可能です。
柏原MD:今年、当社では新ショールーム『タキサワ フューチャーセンター』が完成し、立会切削・自動化・工程集約などの提案が、タイ国内で実機にて対応可能になりました。
現地立会い・現地調達を実現することで、短納期対応にもご協力できると思います。
当ショールームへは、事前にご連絡いただければ、いつでも訪問が可能となっています。
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