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ろう材

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ろう材は、金属同士を接合する「ろう付」の際に、接着剤の役割をする金属材料です。一般的には、JIS規格に準じた7種類のろう材が使用されていますが、確実な接合のためには母材に合ったろう材を選択することが重要です。 当社は、お客様の溶接・接合に最適なろう材をタイでご提案・販売しています。オーダーメードも可能です。

アルミニウムろう

アルミニウムろう材は、大きく「硬ろう」と「軟ろう」に分けられます。 「硬ろう」は一般に耐食性に優れ、母材以上に継手(接合部)が強いという特長があります。 当社は、エロージョン(局部腐食)の抑制や、炉中ろう付にも最適なアルミニウム材を販売しています。 ペーストろう材なども取り揃えています。

りん銅ろう

主に銅や銅合金の接合に使用します。りんには、ろう付時に母材表面の酸化被膜を還元する「自己フラックス作用」があるため、純銅同士の溶接・接合の場合はフラックスは不要です。 銀ろうと同等の効果を持ちながら、比較的低コストなのも特長です。 当社は、多彩なタイプのりん銅ろうをタイで販売しています。

銅ろう

純銅を使用したろう材です。 ぬれ性(溶融したろう材の母材表面での広がり方)に優れているため、母材に影響を与えることなく、良好なろう付が可能です。

黄銅ろう

銅と亜鉛の合金に添加元素を加えたろう材で、「真鍮ろう」とも呼ばれます。 主に、銅や銅合金といった同種金属のろう付に使用されます。鉄系合金との接合性も良好です。 ろう材に含まれる亜鉛の比率と添加元素により、電気伝導率・沸点・熱伝導率・耐食性・加工性等が異なるため、用途に応じた黄銅ろうを選択することが大切です。

銀ろう

高い強度と優れた汎用性が特長のろう材です。 アルミニウムやマグネシウム以外のほとんどの金属に使用可能で、異種金属や金属とセラミックのろう付にも適しています。 銀ろうの種類は多く、特性がそれぞれ異なります。 当社は、ペーストろう材を含め、母材に合った最適な銀ろうをタイでご提案いたします。

ペーストろう材

フラックスなどを混合したペースト状のろう材です。 ディスペンサーを使用すれば均一なろう付ができるため、自動ろう付にも適しています。 ガス(水素・窒素・アルゴン等)でろう付を行なう雰囲気炉や、大気炉や真空炉を使用した炉中ろう付にも対応しています。

フラックス

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フラックスは、ろう付や溶接の際に、接合促進の役目をします。さらに接合部の再酸化を防止します。その形状は、粉末・ペースト・リキッド等があり、用途に応じて使い分けます。 製品の性能や生産性にも影響を及ぼすため、接合する金属に適したフラックスを選ぶことが重要です。

補助材

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ろう付は、母材を傷つけずに接合できる一方で、専門的な知識が求められます。 精度の高いろう付を実現するためにはろう材・フラックス・加熱源等に加えて、各種補助材が必要です。当社は、ろう付方法や母材に合わせて各種補助材をタイで販売しています。